こんにちは、占い師の弥々です。
私が2013年4月~2019年2月まで所属していた新宿占い館時代の同僚先生で(2013年~2018年)こちらのブログ記事でも紹介した占い師の天海先生。
何があったのかを私が言葉で綴るのは憚られますし、こうして文章を書いたのは自分の心の中に想いを置いておくよりも、目に見える形にして表現した方が私自身の気持ちの整理になりますし、天海先生も喜んでくれんじゃないかと思い、ブログを書いた次第です。
端的にですが、私の中に残る天海先生の思い出と感謝を綴らせていただきます。
何があったのかを知りたい方は天海先生のFacebookをご覧いただけますと幸いです。
占い師天海先生との出会いと親しくなった経緯
私と天海先生が初めて出会ったのは2013年4月に新宿の占い館がオープンした数か月後の秋頃でした。
私がお客様の鑑定を終えた時に「コンコン」とノックされて、所属されたばかりの天海先生が私の鑑定室に入り…
「隣の部屋に居る天海です。弥々先生ってタロット上手ですね~。教えてもらってもいいですか?」と、誰とでも分け隔てなく接し、相手に緊張感を感じさせない独特のふわりとした雰囲気と静かな語り口で、天海先生から話しかけてくれたのが始まりでした。
先生とは鑑定室が隣同士だった事に加え、私も天海先生も占い・スピリチュアル業界特有の陰鬱な雰囲気や、マニアックな堅苦しさが苦手だった事もあり(笑)、わりとすぐに意気投合して自然と仲良くなっていきました。
これ以降お互いに館内の通路や給湯室で顔を合わせれば挨拶ついでによく雑談したり、二人とも待機中の際はどちらかの鑑定室でタロットカードを片手にお互いの悩み(ほぼ恋バナ笑)を占い合いっこして盛り上がったり、好きなファッションや鑑定室に置くインテリア雑貨の話をしたり、またある時は…
天海先生「こんな悩みを持ったお客さんを占う時は、どんなスプレットで占ってる?どうリーディングすれば良いのかな」
弥々「うーん…私だったら、まずはこのスプレッドで展開して、結果を1枚だけで読み解くのが難しい場合は、さらに数枚カード引いて、この場所に置いて…お客さんの意識が〇〇の方に向かう様に、話を進めて行きますね」
…といった感じで、真剣に占い談義をよくしていたし、そうやって鑑定技術や話術を磨き合っていた時もありました。
基本的に人見知りで引っ込み思案で臆病で慎重な私(※)と相反して、天海先生はとても社交家で興味を持ったら臆せずに誰にでも話しかけ、ノリ良く人付き合いをされる方だったから、私以外の占い師はもちろん、公私問わず様々な業界の知り合いや友達がたくさん居たそうです。
そこは正直に言って単純に羨ましかったですね~、私には無い才能なので…!
※私の場合、例えば「お客さんを明るく前向きな気持ちにさせたい、励ましたい」「〇〇について教えてもらいたい」という様に、何某かの目的を持って人と接するのは苦ではないんです。
ただ、単純に友達や恋人を自分から作ったり、定期的に会ったり、関係を継続したりするのが苦手で、どちらかと言うと人間よりも物事に対する興味関心の方が強いタイプなのが私です。
占い師同士は仲良くなれない定め?占い師同士のリアルな人間関係
私が占い師デビューした当初、色んな先輩占い師さん達と出会って交流を重ねていく中で、よく言われたのが…
「あまり占い師同士、仲良くしない方がいい」
「仲良くなっても、鑑定感や価値観の違いなどで衝突したりで、面倒くさい事になるケースが多い」
「占い師って何だかんだライバル同士だから、結局はお客さんの取り合いで鎬を削り合う関係になる」
「虚栄心や教祖願望が強い人が多いから、人気の先生への妬みや嫉みがすごい人が多い」
「外面が良い人でも裏では、他の先生の悪口やデマを平気でネットに書き込んでいる」
…といった内容をよく聞かされていて、新宿の占い館に所属した当初もそうでした。
新宿の占い館も後に占い師同士の交流ルールが出来る程「占い師同士が集まると碌な事にならない、というのは本当なんだな」という出来事を私自身も経験したり目の当たりにしてきました;
そんな占い・スピリチュアル業界だからこそ、私にとって天海先生は同じ様な目線や感覚で、友達の様に気さくに話せるお姉さん先生でした。
もちろん、占い師同士だから全てにおいて意気投合していたわけではありませんが、それでも、今こうして振り返ると余計にそう思いますが…爽やかな関係を作れた貴重な人であったんだな、と勝手に感じています。
「仕事仲間とか憧れるし欲しいとは思うけど、どんなに苦しくても独りで頑張るしかない」…私なりにそんな覚悟で始めた占い師の道でしたが、やっぱり、こういう「一緒に話していて楽しい、嬉しい」と思える人に占い師活動を通して出会い、館内で多くの占い師が入れ代わり立ち代わる中で、6年もの月日を過ごせたのは幸せな事でした。
写真で振り返る、天海先生との思い出
こちらは2013年か2014年の秋~冬に撮影した物で、確か天海先生が初めて行ったセミナーに招待されて参加した時の記念写真。
先生が新宿の占い館に在籍していた6年間の中で、一緒に撮った写真は何気にこの1枚だけでした。
何故なら館に出勤すれば、顔を合わせて占い談義したり占い合いっこしたりて、恋バナを中心に雑談するのが当たり前な日常でしたから。
こちらは天海先生の鑑定室で私が撮影した、先生がタロット占いをしている最中の写真。
「弥々ちゃんは牡牛座で美的センスが良いはずだから、私が占いしている最中の写真、撮ってもらってもいい?自分じゃ撮れないからさ~。『占い師の先生』っていう雰囲気でお願いします!笑」…という経緯で天海先生に頼まれて撮った次第です。
雨の日とか館自体にお客さんの来店数が少なくて、長時間待機が続いて暇すぎる時は、こんな事もしていましたね。
こちらは天海先生が作ってくれたフラワーエッセンス。
これも確か2013年か2014年の秋~冬に頂いた物でした。「何で自分の人生は波乱万丈というか。
しんどい出来事ばかり起きるんですかねぇ…もう疲れた」といった事を雑談中に何気なくボヤいた私に対して、天海先生がフラワーエッセンスを勧めてくれて作って頂いた次第です。
「ダウジングで占ってみたら『背負ったカルマや悲しみを手放す』っていう、重い意味合いのものが出ちゃったけど、とりあえず飲料水とかに混ぜて飲んでみて。気持ちがラクになるといいね」と言って、プレゼントして下さいました。
あれから10年が経とうとしていますが、こうして振り返ると確かに「背負ったカルマや悲しみを手放す」という出来事が起きたので…フラワーエッセンスが効いたのかも知れません。
こちらはフラワーエッセンスを頂いたお礼も兼ねて、天海先生の誕生に私がプレゼントした物。
プレゼント選びのセンスが無いので妹にアドバイスを受けながら選んだギフト商品で、中身は小さなクマのぬいぐるみとタオルハンカチです。
「よく考えると大人の女性に対して子供っぽいプレゼントだったかな?貰っても困るかな」と思ってましたが「可愛いから、ここに着けておくね♪」と言って、天海先生の鑑定室に飾って下さいました。
よく見るとクマのリボンの真ん中にピンクの丸玉がありますが、これは私が縫い付けたチェリーストーンの天然石で「天海先生の恋愛はもちろん、夢や望みが叶う様に…」という意味を込めたお守りでもあります。
天海先生の夢、私にいくつか話して下さった事がありましたが、私が見る限りは全て叶えていらっしゃった様で、もしそれに力添えが出来たのなら本当に嬉しい限りです。
こちらは2016年のこの記事でも書きましたが、天海先生が初めて本を出版して開いたパーティーの写真。
当時の私は(天海先生以外の)親しかった占い師仲間と色々あって喧嘩別れした後で、それ以外にも私自身の恋愛とか家族の事などで精神的に疲弊していました。
そんな状態だったので心を開いて話せる人や付き合える人が居なくて占い館に出勤しても誰とも話さず、ずっと自分の鑑定室に引き籠っていて…。
正直に言うと、この時はお客様の鑑定をするのも(うつ状態で)辛かったです。
そして天海先生とも当時は色々とタイミングが合わなくて数か月~半年近くあまり話せていなかった状態だったと思います。
そんな中で館の通路で久々に天海先生とすれ違った際に「こうして話すの久々だね~。弥々ちゃん最近はどう?元気?実は最近、本を出版したんだ。それで今度、出版パーティーを開くんだけど、良かったら来る?業界問わず仲が良い人だけに声かけてるから小規模だし、気負わずに来れるよ。気分転換にどう?」と気さくに声をかけて下さって私もパーティーに参加した次第です。
…当時は気付けなかったけれど、もしかしたら天海先生、塞ぎ込んでいた私の状態に気付いたから声をかけてくれたのかも知れません。
どちらにせよ、これを機に天海先生とまた頻繁に話せる様になったので、何気ない事だけど本当に嬉しかったです。
写真で振り返る思い出の紹介は以上になります。
ここ最近の私は随分のんびり生きられる様になったからか、新宿の占い館で過ごした日々や起きた出来事、その時に味わった苦楽の感情や記憶が、良くも悪くも段々と薄らいで来ていました。
だけど、この度の悲しい知らせを聞いて自然と天海先生と過ごした日々を思い出しました。
私にとって新宿の占い館に居た時は精神的に辛く笑えない出来事も多かったのですが…今、思い返すと天海先生と一緒に居た時は笑って過ごせていましたね。
先生と話してると自然に笑えていたんです。当時はそれが当たり前の日常の一つだったから気付けなかったけれど、本当はとても有り難い事で、かけがえの無い時間だったのだと…今、身に沁みて実感しています。
楽しかった!嬉しかった!…そんな思い出が多いからこそ、今はどうしても泣いてしまいますし、ただただ淋しいです。
でも、今の内にたくさん泣いておきます。気が済むまで泣いて時間が経ってしまえば、楽しかった日々だけを思い返せるので…!
天海先生が私の事をどう思っていたのかは、今となっては分かりません。
それでも、私は天海先生と出会う事が出来て本当に嬉しかったです。
いつまでも、ずっと感謝です。ありがとうございました…!
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